君と出会ってーー。~あなたがいた頃は~
あたしは一生懸命空斗に空斗が寝ている間の事を話した。



「おい、蓮。お前何嘘の事教えてるんだよ。」




嘘の事?




「琴音、友達になるのに、握手は必要ない。」




「ふぇ!?」




パッと蓮を見るとお腹を抱えて笑いだした。




「琴音、すげー面白いんだもん。俺でもいじめたくなっちゃう」




「ひどい…。」




「まー琴音は可愛いからな」




空斗の何気ない一言でも、あたしの顔はみるみると赤くなった。




「おっ今日はえらい素直じゃん。」




「うっせー笑」




いいなぁー楽しそうだなー…




あたしもこんな風に仲のいい友達が欲しかったな…。
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