君と出会ってーー。~あなたがいた頃は~
あたしはこうやって友達になれるんだと初めて知った。




「友達になるには握手をするんだねー」




すると、蓮は大爆笑した。




「琴音は聞いてた通り、面白いやつだな!」




「空斗があたしを面白いっていったの?」




「おぅ!他にはかわいいとか…」




「…おい。余計なこと言うな」




横から空斗の声がした。顔が真っ赤になっている。




「空斗、起きてたの?いつから!?」




「今さっき。起きたら、琴音と蓮が手つないでるし。」




「あっ」



あたしは急いで手をはなした。




「そうじゃないよー泣」




空斗が怒りに満ちた顔でこっちを見ている。




空斗、怖いよー泣
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