君と出会ってーー。~あなたがいた頃は~
ーーー
ベッドに戻り、看護師に点滴をしてもらう。
「はい、おしまい。
あのね、何度も言うけどあの屋上は“立ち入り禁止”!!
わかってるの?
あなたがいなくなったら困るのよ!?」
困る…?そんなわけないじゃん。
あたしがいなくなったところで、何も変わらない。
こんな…ボロボロな人間。
親が離婚して、あたしは母に引き取られた。
それから、あたしの顔から笑みが消えた。
毎日のように違う男を連れ込んでくる母。
そして、あたしに浴びせられる罵声。
『あんたなんか消えればいいのに。』
『あんたの顔なんて見たくない』…
ねぇ、母さん?
どうしてあたしを産んだの?
必要ないなら、産まないでよ‼
そんなことを考えていると、また無意識に足が屋上へ向かっていたんだ。
ベッドに戻り、看護師に点滴をしてもらう。
「はい、おしまい。
あのね、何度も言うけどあの屋上は“立ち入り禁止”!!
わかってるの?
あなたがいなくなったら困るのよ!?」
困る…?そんなわけないじゃん。
あたしがいなくなったところで、何も変わらない。
こんな…ボロボロな人間。
親が離婚して、あたしは母に引き取られた。
それから、あたしの顔から笑みが消えた。
毎日のように違う男を連れ込んでくる母。
そして、あたしに浴びせられる罵声。
『あんたなんか消えればいいのに。』
『あんたの顔なんて見たくない』…
ねぇ、母さん?
どうしてあたしを産んだの?
必要ないなら、産まないでよ‼
そんなことを考えていると、また無意識に足が屋上へ向かっていたんだ。