何度でも何度でも…
「ねえ、海斗。私のこと好き?」

覗き込むようにして尋ねれば少し眉を寄せる海斗

それは海斗の照れ隠し

でもずっと見つめていれば大概は

ふと息をついてから

「当たり前だろ」

と少しぶっきらぼうに答えてくれる

「ふーん、ね?どのくらい?」

「はあ?小学生か」

「いいじゃん、聞きたいんだもん。ねえ、答えてよ」

視線を外す海斗は、ちっと口の中で軽く舌打ちをする

もちろんまったく怒ってないけどね

それが分かるからついつい海斗が答えてくれるまで粘ってしまう

「知るかよ、そんなもん測れたら苦労はしない」

まあ、確かに

気持ちは測れないから目に見えないから不安になる

それはそうなんだけど、たとえば世界中よりとか誰よりもとかお世辞程度には言えないもんかな

ま、そういわれてもあんまりうれしくないか
< 181 / 182 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop