キュンラブ†誘惑~Because I love you~年の差恋愛

上掛けもめくらず眠ってしまった柊司を動かすことは、私の力では出来なかった。


仕方なくクローゼットを勝手に漁って、見つけたブランケットを柊司にかけた。

エアコンと加湿器を動かし、洗面所でタオルを濡らして柊司の額を冷やす。


薬とか、飲んだ方がいいと思うけど…

今はこのまま寝かせておいたほうがいいのかな?


私はベッドの足元に座り込んで、ホッと一息ついた。



あ、お兄ちゃん。

私は慌ててお兄ちゃん宛てにメールを書いて送信した。



ママはパパに会いに行ったこと。

私は麻紀ちゃんちにお泊まりさせてもらうこと。



お兄ちゃんからはすぐに『了解』とだけ返信がきた。

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