キュンラブ†誘惑~Because I love you~年の差恋愛
私はインターフォンのモニターに映った人影を確認した。
…女の人。
きれいな人---
私が見たことがない人だけど
…どうしよう?!
もう一度インターフォンが鳴った。
柊司が起きちゃう。
私は迷った末に通話ボタンを押した。
『柊司、開けて』
その親しげな様子に、私はすぅっと頭の先から血の気が引くのを感じた。
『柊司?』
私は震える指で解錠ボタンを押した。
間もなく玄関でカチャリという音ともに、扉が開いた。
「柊司?
上がるわよ」
私は足を床に縫い付けられたようにその場から動くことができず、リビングに入ってくる人影を見つめた。