キュンラブ†誘惑~Because I love you~年の差恋愛

「えっと、『思い出し笑い』の『泣きバージョン』?」

「なにそれ。そんなの聞いたことないけど」

「とにかくそういうことなの!」



説得力のない説明なのはわかってる。


「ふぅん…」


柊司はいまいち納得がいかないのか不機嫌な顔で、コーヒーをすすった。



なんとか、ごまかせたのかな?



「…澪の好きなヤツて、どんなヤツ?

『思い出し泣き』する理由ってなんだよ?

まさか---


ソイツが澪が嫌がるようなことでもしたのか?!」

「えぇっ!?」


やっぱりそう簡単に納得してくれないよね…


って言うか、

柊司、怒ってる?


真剣に怒ったりしたところを見たことがないからよくわからないけど…

顔が恐くて声が重低音になってる。

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