キュンラブ†誘惑~Because I love you~年の差恋愛



…あぶない。

やぶ蛇になるところだ。


まだしばらく洸貴には、澪に対する俺の気持ちは内緒にしておこうと思う。


さっきの洸貴の過敏な反応を見たら---

知られた日にはとてつもなく面倒なことが起こりそうな気がする。

伝えるならちゃんと澪と俺がなんらかの形になってからのほうがいい。



それにしても…なにかと頭が痛い。


俺は右手を額に当ててため息をついた。

澪の方は早まったことをするのは思い止まったようだか、相手の男についてはわからずじまいだし…

焦るつもりはないが、澪のことはこのままにはしておけない。


俺の女にする---

そう決めたものの、どうしたものか攻めあぐねる。



おまけに来週からは妃紗子が現れるとなっては…



俺は得体のしれない悪寒に襲われた。

…なんだかとてもイヤな予感がする…






その後…

この時俺が感じた予感が正しいことを、俺は身をもって知ることになる---









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