キュンラブ†誘惑~Because I love you~年の差恋愛


確かに妃紗子なら---

下地として必要な専門知識もあるから少し教えれば使いものになるし、渉外や教育係にも向いているだろう。

あの恐るべきマシンガントークを持ってすれば---


俺に反論の余地がないのを洸貴は感じ取ったのか

「じゃあそういうことで」

またキャスターで自分の島にに戻ろうとした。



「洸貴!」

呼び止めるとイスごとクルリと振り返った。



「澪のことだけど…」


「澪がどうした?」

途端に洸貴の目つきが鋭くなる。


「…昨日帰ってから何か言ってたか?」


「柊司が作ったメシがうまかったと---

それ以外になにか?」


「いや、それならいいんだ。

人に作って食べさせたのは、久し振りだったから心配で」


我ながら苦しい言い訳に洸貴は眉を軽くひそめたが、それ以上追求はせず自分のブースに戻って行った。


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