夏色
俺は無意識に沢村を抱きしめてた
「1人で抱え込むなよ…」
「広瀬くん…??」
「つらいなら頼れよ」
「あたし昨日病院に行ったら…
海斗あたしのことわからなくなってた…//
はじめましてって言ったの…
あたし毎日いたんだよ…??
前の日だってまたねって言ったのに…」
「つらかったよな…
俺の前では泣いていいから」
「ありがとう…」
俺たちは長いことそうしてた
沢村が落ち着くまで抱きしめてた
そして俺は沢村を愛しく思ってしまったんだ…