恋が終わるとき~初恋~
そして舞を好きなヤツが俺の他にもう1人…
学校1のモテ男、岡 陸斗。
「舞っ!!部活調子どう?」
毎日、舞に話しかけにくる。
ここは5組であいつは1組のくせに…
でも俺は何も言わない。
…言えない。
俺とあいつを比べたところで舞と似合うのはあいつだから……
それを知っていても舞が好きなんだ。
だから俺は舞に告白をする。
明日は終業式で冬休みに入ると会えないから。
だから…
今日、俺は舞に告白をする。
フラれるだろう。
それでもいいんだ。
舞が好きだから。
「舞!ちょっといい?」
「…いいよ?」
帰り際、俺は舞を引き留めた。
誰もいない教室…
静かな学校…
俺は決意した。
「俺…舞が……」
「…」
「…好きなんだ!」