もうひとつの恋
だからって振られてすぐにハイそうですかって友達になるのもどうなんだろうと思う。
相手への思いが余計に募ったりしないものなんだろうか?
そんな俺の思いがわかったのか、小嶋さんはニヤリと笑って言った。
「大丈夫ですよ?
私、本物の桜井さんに会ったの今日が初めてだし、そこまでまだ好きになってませんから」
舌を出しながら茶目っ気たっぷりに笑った彼女に、こっちもつられて笑ってしまう。
仕方なく頷くと、友達としてよろしくという意味なのか、白くて細い手がスッと差し出された。
少し戸惑いながら、遠慮がちにそれに応えると、彼女はキュッとその手に力をこめる。
それからにっこり笑うと「あぁ!やっぱりまだドキドキするぅ」なんて言いながら、照れたように手を離した。
俺はそんな彼女を不思議な気持ちで見つめながら、これで良かったんだろうか?と自問自答していた。
ちょうどその時――
彼女が頼んでくれた、海老の生春巻きとサーモンのカルパッチョが運ばれてくる。
俺達はそれを美味しく頂きながら、お互いのことを少しずつ語った。
「あれっ?」
そんな中、彼女が何かを思い出したように首を捻りながら俺を見る。
相手への思いが余計に募ったりしないものなんだろうか?
そんな俺の思いがわかったのか、小嶋さんはニヤリと笑って言った。
「大丈夫ですよ?
私、本物の桜井さんに会ったの今日が初めてだし、そこまでまだ好きになってませんから」
舌を出しながら茶目っ気たっぷりに笑った彼女に、こっちもつられて笑ってしまう。
仕方なく頷くと、友達としてよろしくという意味なのか、白くて細い手がスッと差し出された。
少し戸惑いながら、遠慮がちにそれに応えると、彼女はキュッとその手に力をこめる。
それからにっこり笑うと「あぁ!やっぱりまだドキドキするぅ」なんて言いながら、照れたように手を離した。
俺はそんな彼女を不思議な気持ちで見つめながら、これで良かったんだろうか?と自問自答していた。
ちょうどその時――
彼女が頼んでくれた、海老の生春巻きとサーモンのカルパッチョが運ばれてくる。
俺達はそれを美味しく頂きながら、お互いのことを少しずつ語った。
「あれっ?」
そんな中、彼女が何かを思い出したように首を捻りながら俺を見る。