Love Again【番外編集】
「えっ!?わかった。私も向かう。ううん平気。」
着信は拓海さんからだった。
会計を終えた奈緒が近づいてくる。
「奈緒、ごめん!舞さんが破水しちゃって病院に向かったらしいの。旦那さんは仕事で、お義父さん達も向かってるらしいんだけど、実家少し離れてるから時間かかるの。」
『大変!すぐ行ってあげなくちゃ!一人じゃ心細いわ!』
「うん。私、このまま真っすぐ向かうから…」
『私の事は気にしないで!』
店を飛び出す私に、みちるさんが声をかけた。
『何か急ぎのようだけど、私車だから送ってあげましょうか?』
一瞬迷った。みちるさんは、舞さんの知り合いみたいだし、事情を説明して乗せてもらおうかなって…
でも…
「いえ!平気です!それじゃ失礼します。」
お辞儀をして店を後にした。
“舞さんの子供が産まれそうなんです。”
私はその言葉が言えなかった。
産婦人科の待合室で見せた舞さんの戸惑った表情がとても気になったから…
それに…みちるさんはあの日…
私は…浮かんできた考えを頭を振って、払拭した。
こんな考え、余計なお世話だと思ったから…
着信は拓海さんからだった。
会計を終えた奈緒が近づいてくる。
「奈緒、ごめん!舞さんが破水しちゃって病院に向かったらしいの。旦那さんは仕事で、お義父さん達も向かってるらしいんだけど、実家少し離れてるから時間かかるの。」
『大変!すぐ行ってあげなくちゃ!一人じゃ心細いわ!』
「うん。私、このまま真っすぐ向かうから…」
『私の事は気にしないで!』
店を飛び出す私に、みちるさんが声をかけた。
『何か急ぎのようだけど、私車だから送ってあげましょうか?』
一瞬迷った。みちるさんは、舞さんの知り合いみたいだし、事情を説明して乗せてもらおうかなって…
でも…
「いえ!平気です!それじゃ失礼します。」
お辞儀をして店を後にした。
“舞さんの子供が産まれそうなんです。”
私はその言葉が言えなかった。
産婦人科の待合室で見せた舞さんの戸惑った表情がとても気になったから…
それに…みちるさんはあの日…
私は…浮かんできた考えを頭を振って、払拭した。
こんな考え、余計なお世話だと思ったから…