朱雀の婚姻~俺様帝と溺愛寵妃~
「まあ朱凰国についてや、宮でのしきたり等はおいおい説明するとして、目下の問題は今宵の初夜のことですね」
「初夜?」
「はい。しかしながら、もうお二人は夜伽をお済みになられているようなので安心いたしました。
わたくし、その方面については……あの……疎いので、教えられそうにもなく、苦肉の策で唐の都、長安から取り寄せた春画を持ってきたのでございますが、必要なかったようでございますね」
由良は顔を赤くしながら、紐で閉じられている本を柚に渡した。
「は? 夜伽? なんのこと言ってるんだ? ……ってなんだこれ!」
本を開くと、男と女が裸で様々な格好で重なり合う絵が描かれていた。
「わたくしに説明させないでくださいませ。わたくしより柚様の方がお詳しいでしょう」
「詳しくないわ! なんでそうなるんだよ!」
由良は真赤になった顔を袖で覆っていたが、おずおずと袖から顔を出し柚の目を見た。
「え? お二人はもう夜伽を終えられているのでしょう?」
「してないわ!」
「まあ、そうなのでございますね! 柚様が斎暁天皇のことを暁とお呼びになっておりますので、てっきりもうお二人は深い仲なのかと」
「初夜?」
「はい。しかしながら、もうお二人は夜伽をお済みになられているようなので安心いたしました。
わたくし、その方面については……あの……疎いので、教えられそうにもなく、苦肉の策で唐の都、長安から取り寄せた春画を持ってきたのでございますが、必要なかったようでございますね」
由良は顔を赤くしながら、紐で閉じられている本を柚に渡した。
「は? 夜伽? なんのこと言ってるんだ? ……ってなんだこれ!」
本を開くと、男と女が裸で様々な格好で重なり合う絵が描かれていた。
「わたくしに説明させないでくださいませ。わたくしより柚様の方がお詳しいでしょう」
「詳しくないわ! なんでそうなるんだよ!」
由良は真赤になった顔を袖で覆っていたが、おずおずと袖から顔を出し柚の目を見た。
「え? お二人はもう夜伽を終えられているのでしょう?」
「してないわ!」
「まあ、そうなのでございますね! 柚様が斎暁天皇のことを暁とお呼びになっておりますので、てっきりもうお二人は深い仲なのかと」