曇りのち友情、時々恋



『『『『『『やっぱ先生のせいじゃん!!!』』』』』』


クラスみんながそう思った。



「俺のせいなのか?? 昨日なんかしたか?? あっ、教頭先生に連行されたことか?? あれ、俺はなんで連行されたかわかんないんだよね。」


・・・・・・・・・。

大丈夫か?
この人。


「さぁっ!! さっさと決めてさっさと練習だっ!!」

・・・。

「まぁ伴奏は決定だな!! なるみ、よろしくな!!」

「あっ…、そのことなんですけど…」

「ん? どうした? なにか言いたいことがあったらいいぞー!! 聞いてやる!!」

先生のニッコニコの笑顔!!
よくよく見ると結構笑ったときとかカッコいいのねー・・・。

「・・・・・。」

なるみが固まっちゃった!!!

あんなニッコニコのカッコいい笑顔で返されたらな・・・

「や…やっぱりいいです…。」

「そうか… なんかあったら言えよ? と、いうわけで伴奏はなるみにけってーい!! みんな拍手ゥゥゥっ!!!」

パチパチパチパチ!!!

なるみ頑張ってねッ!!!

「んじゃ、次指揮いくぞー」

「あのー。」

蛍が手を挙げた。

「おっ、蛍やりたいのか??」

「あっ、いえ!! そうゆーことじゃなくて――――」





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