エンドレス・ツール
次の日。


あたしはパソコンの前で再びニヤニヤしていた。


『あやは……俺の大事な女だ!』


「きゃああああーーーーっ!!」


誠ちゃん、今日も素敵すぎんで!!


あたし、そろそろキュン死にするんじゃないかとすら思った。


「おはようっす」


リビングに兄が入ってきた。


スエットにぼさぼさ頭。顔はあたしとそっくりと言われている。


「兄貴、おはよう」

「りり、恵人くんと呼んでとは言わないから、せめて兄ちゃんって呼んで」

「やだ」

「そっくりなもの同士、仲良くしようよ~」

「やだ」

「冷たい~。でもそんなりりも好き~」

「触んな、このシスコン兄貴」


肩に置かれた手を振り払う。


あたしの兄、恵人(ケイト)は重度のシスコンだ。


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