星に願いを
*
3日後。
5階の整形外科病棟から、10階にあるリハビリ科に向かう為、星子は首をコキコキ回しながらエレベータを待っていた。
昨夜、卓哉が整形外科病棟に顔を出し、明るい命令口調でこう言った。
「明日、白鳥さんのリハビリが10時頃終わるから、その頃に顔出せよ。」
(夜勤明けだから、早く帰りたかったな)
美紀ちゃんからも顔出してねとメールがあった為、疲労感はあったがリハビリ課科に向かうことに決めた。。
10階に着くと、エレベータホールの待合室で、美紀と卓哉が話をしていた。
「よう、来たな!」
「来たなって…。命令したくせに。」
「ほしちゃん、夜勤明けなのにまだ仕事?もう10時だよ。」
「ちょっと急患が出たのでその対応に追われていて。」
「そうなんだ、やっぱり看護師さんは大変だね。」
卓哉は星子の顔を覗き込んだ。
「そんな仕事ばっかりしてると、お前が倒れるぞ。」
美紀がからかうように星子の肩をツンツン指差した。
「ねぇもしかして、川北さんってほしちゃんの彼氏?」
「違う違う!友達」
慌ててブンブンと手を振って否定した。
美紀がからかうように言うもんだから、つい口調が激しくなってしまった。
「そんな全否定しなくてもいいだろ?」
俺ちょっとへこむな~と下を向いて泣き真似をした。
…卓哉、相変わらず変わってないな。
反応が軽いっていうか。
3日後。
5階の整形外科病棟から、10階にあるリハビリ科に向かう為、星子は首をコキコキ回しながらエレベータを待っていた。
昨夜、卓哉が整形外科病棟に顔を出し、明るい命令口調でこう言った。
「明日、白鳥さんのリハビリが10時頃終わるから、その頃に顔出せよ。」
(夜勤明けだから、早く帰りたかったな)
美紀ちゃんからも顔出してねとメールがあった為、疲労感はあったがリハビリ課科に向かうことに決めた。。
10階に着くと、エレベータホールの待合室で、美紀と卓哉が話をしていた。
「よう、来たな!」
「来たなって…。命令したくせに。」
「ほしちゃん、夜勤明けなのにまだ仕事?もう10時だよ。」
「ちょっと急患が出たのでその対応に追われていて。」
「そうなんだ、やっぱり看護師さんは大変だね。」
卓哉は星子の顔を覗き込んだ。
「そんな仕事ばっかりしてると、お前が倒れるぞ。」
美紀がからかうように星子の肩をツンツン指差した。
「ねぇもしかして、川北さんってほしちゃんの彼氏?」
「違う違う!友達」
慌ててブンブンと手を振って否定した。
美紀がからかうように言うもんだから、つい口調が激しくなってしまった。
「そんな全否定しなくてもいいだろ?」
俺ちょっとへこむな~と下を向いて泣き真似をした。
…卓哉、相変わらず変わってないな。
反応が軽いっていうか。