先輩 -センパイ-
先輩と後輩
入学
「うわぁ〜緊張してきた~。」
友達の里來(りこ)が手を合わせながらそんなことを言った。
「うちも緊張してきた~やばぁ~」
なんて自分も真似して手を合わせるうち。
そんなことを話してる内に入学する中学校の前に着いた。
「里來!早く行こっ!」
そしてついたクラスの表前。
里來と同じがいいなぁ、なんて思いながら表を見る。
……あった!
一組かぁ~。里來はどうなんだろ?
「沙友!何組~?」
「うちねー、一組だよ!!」
里來は?と答える前に里來はため息をついた。
「うち五組だぁ~。離れちゃったね…!同クラの子探そー。」
と早々にどこかへ立ち去った里來。
「ふぅ~私も探すかぁ。」
そこらへんにいた子に何組~?と聞くが同クラの子はなかなかいない。
「…沙友!何組っ?」
と声を掛けられ後ろを向いたらそこには遥がいた。
遥はあんまり喋ったこともなかったし共通点といったら小学校の時やってたバスケ…かな?
「んっとね~?一組!!」
そしたら遥は手をバンっと叩いて
「うちもぉ~!♪クラス一緒にいこ!」
と言ってきた。
それからクラスへと向かった。