幕末にゃんにゃん【完】
「ねぇ…なにこの大きな箱」
ポテポテと総司はやってくると、私が床に置いた箱をカリカリと引っかいた。
「なんだか、僕が入ってやつと同じくらいの大きさだね」
総司の言葉に私は、手紙をヒラヒラと下に落とした。
『ちょっと待って、確か…』
昔から別々に両親からプレゼントを貰ってたけど。毎回かぶってたような…。
去年は、お母さんから電子辞書。お父さんから英語電子辞書
その前は、何故か大きな兎のぬいぐるみと大きな熊のぬいぐるみ…。
その前より過去はほぼ同じ物だったような――。