幕末にゃんにゃん【完】




プレゼントの箱からする奇妙な音を無視して、一緒に送られてきた手紙を手に取った。




『え~っと』


―――ペラッ




封筒から手紙を取り出し。微かな音を立てて、四つ折にされた手紙を開き。





書かれていた文字を口に出しながら、読み始めた。





“お誕生日おめでとう!!仕事先で、可愛い物を見つけたので送りました!”





『お母さんの代わりだと思ってね……。か』





私はそこまで読み終えると、手紙を机に置いて。はぁ…ッとため息をついた。






< 2 / 291 >

この作品をシェア

pagetop