星に願っても…。
愛してる(リナside.)
「トワ!!」
倉庫に入るとトワの後ろ姿が見えた。
右手には拳銃を持っていてその銃口はトワの頭に向いていた。
「ダメ!!」
―――バーンッ……
銃声が倉庫に鳴り響いた。
「ばか…。」
「ばか…。ばかばか…ばかっ!っ…。」
「リナっ!」
振り向くと、銃声を聞いて走ってきたユウがいた。
「トワっ…。」
冷たいコンクリートが真っ赤に染まっていく。
「っ…。」
私は足から崩れ落ちた。
「いや…っ。いやだ……っ。ぃやぁぁぁぁぁぁあああぁぁっっ!!」
「リナっ」
後ろからユウに抱きしめられても、どれだけ名前を呼ばれても、涙は止まらない。