星に願っても…。
第三章




「ねぇねぇ!みてみて!」




望遠鏡をベランダに出して星空を見る。



トワにもそれを見せる




「お、きれい」




「でしょ?」





「でも、望遠鏡より俺はそのまま見たほうが好きだなー。」




そう言いながらトワはベランダに置いてある椅子にすわって空を見上げた。




「ほら。みてみ?星につつまれてるみたいだろ?」




ここはマンションの最上階。星が少し近くに見える



でも、私はなんか望遠鏡で見るほうがワクワクするというか…。





「星につつまれてるとか…プッかっこつけすぎー。アハハッま、私は望遠鏡で見たほうが好き。」




私はひたすら望遠鏡をのぞきこむ





「ふーん。てかさみっ。俺先部屋いってる」




「んー。」




「キラも風邪ひくから早く入ってこいよ」




「はーい。」




うわぁ…。やっぱりきれい…。



なんか昔も誰かとこうやって見た気がする…。





「んー。やっぱり思いだせないんだよなー」






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