星に願っても…。
お母さんに車を出してもらった。


今は病院の手術室の前で手術中という赤く光るライトを睨むことしかできない。



ユウはずっと下を向いたまま。



涙も出ない。



パチンッ

赤いライトが消えた。


その瞬間手術室のドアが開いた。


私とユウは立ちあがった。



「タクは?!」


お医者さんは



「一命はとりとめましたが。危ない状態です…。」


その一言だけを私たちに言って去って行った。



ストレッチャーに横たわるタクに声をかけた


「タク!タク!」


二人で必死に叫ぶ。
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