僕は笑う
数日後、別れの時が来てしまった。僕は裕介の手を握り、顔をジっと見ていた。もう目を開けてくれない…と思ったとき、裕介はゆっくり首をこっちに傾け、少し目を開けてこっちを見てくれた。          弟の瞳はとても綺麗だった。そして静かに目を閉じ裕介はこの世を去って行った…。    僕は大量の涙を流した。
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