鬼畜店長


桜の花がほころび始める今日この頃。



約一週間後に大学の入学式を控え、在校生は卒業生とのお別れを惜しみつつも、新入生を迎える準備でてんやわんやしております。


そして4月の6日はあたしが唯一在籍しているサークルで、新入生を迎えてのお花見なのです。


花見という名の自由参加で先輩と絡もうねーっていう会。

花も散ってるだろうしね。



「どーせあれだろ?新入生捕まえてアル中にさせる会だろ?大学生ってほんと馬鹿だよな。」


「失敬な。アル中にさせるわけないじゃないっすか。節度ある飲み会です。」


「新入生はまだ未成年なんだよ。飲み会の時点でアウト。」


「分かってますよそんなの。大丈夫ですって、新入生にはソフトドリンク飲ませますから!」


「お前なぁこの時期は警察の見周りも多いs…」


「店長!休みいただけますか?」


「…はぁー仕方ねぇな。その代わり別の日にシフト入れんぞ。」


「そりゃーもうバンバン入れちゃってください!店長ダイスキ!」


「あーはいはい。もういいからさっさと仕事入りやがれ。」


「はーい!」



無事にお休みもらえたし、がんばって働いちゃうゾ☆




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