鬼畜店長

ーーー


「…頭が痛い。喉も痛い。」


「昨日騒ぎ過ぎたんだろ。水。」


「あ、店長、ありがとうございます。……店長?」



あれ、なんだこのデジャヴ感。


前に見たことのある部屋。
見たことのあるベット。
見たことのあるスウェット姿の店長。



「あれまーあたしまたお邪魔しちゃった感じですか。」



「……なんだその反省が欠片も垣間見えない感想は。他になんか言うことあるんじゃねーのか。」



「…た、大変、大変申し訳ございませんでしたぁぁぁ!!!

昨日途中から全く記憶がございません!何かとりあえず迷惑をおかけしましたようで、心からお詫び申し上げますぅぅ!!!」



「あー…記憶、ねーのか。」



え、ちょっと何その感じ?!

あたしなんかやらかしたのか?!
まずい?!なんかまずいことなのか?!



「てて、店長!!あたし昨日なにかしましたか?!まさか店長のこと襲ったりなんてはしてませんよね?!」



「誰がてめぇなんかに襲われてやるかよ。」


「ですよねー☆じゃ、じゃあ何が……?!」


「あー、覚えてないならそれでいいと思う。そんな問題、ねーし。たぶん。」


何それ逆に怖い!超気になる!!





< 46 / 244 >

この作品をシェア

pagetop