アイノウタ
12.思い出すのは

思い出すのは、あなたの優しい、力強い、温もりを持つ手は 触れるとハカナク散ってしまいそうな
桜の花びらみたいで 怖くて

あなたが居なくなる事を恐れて居る。

あなたが泣いて といえば私はあなたは泣く。
あなたが笑って といえば私は笑う。
あなたが消えて といえば私はあなたの前から消える。
あなたが死んで といえば私は死ぬ。
あなたが 笑ってくれるのなら。。。

もう触れようとはしないから あなたがこの世界のどこかにいて 笑顔でいるのなら、それで満足だから。

私の記憶から消えて行かないで。


いつでも思い出せるように...
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