あなたの想いは誰に??

「本当に……………変わらないか??」




その表情は泣き崩れてしまいそうなほどに悲しそうだった。




「変わらないよ。」




千里は安心したようにあたしをもう1度だけ抱き締めると、キスをした。













「んっ………はっ………千里っ…………。」




「っっ………夕希っ………。」




何度も何度も千里の名を呼んだ。




「千里っ…………千里っ…………。」




今日が終わらなければどんなにあたしは幸せなんだろう。




「夕希っ…………。」




千里はあたしの頬を撫でて、キスをすると……………。




「…………。」




あたしにとって、最も幸せで………………残酷な言葉をあたしに言った。





「千里っ…………。」




その一言にあたしの瞳から一筋の涙が頬を伝った。





「好きだよっ…………千里っ…………。」




千里はあたしと同時に果てると、そのままあたしを抱き締めて寝てしまった。