あの花を何度でも愛そう


秋の風が感じられ、文化祭の準備で忙しくなってきた頃。



僕達のクラスはお化け屋敷をやるらしく
みんな張り切っていた。



「いーちーやー!見てみて!お皿のお化け!」



ゆりは紙の皿を持ってびゅんびゅん飛ばす。


「飛ばすなばかやろう!」



ゆりの飛ばした紙皿を片付けていると、背後から右肩を叩かれた。



振り向くと




貞子がいた。




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