溺愛シンデレラ~キミとHappyWedding~
藤村さんは真顔で私に返した。



私は格子を握り締めて、藤村さんを見つめる。



「泣きそうに見つめてもダメだよ。イブ…キミが『星凛堂』の御曹司との結婚を破棄して、俺と結婚しない限り…ゲージからは出られない」


「ふ、藤村さん!?」


「忙しい俺がどうして?足蹴にキミの元に通い、ボトルを入れたか分からないの?」


「それは・・・」



「俺はキミが好きなんだ…」


藤村さんは私の顔に顔を近づけて至近距離で囁く。


「だったら、どうして?こんな酷いコトを・・・」


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