溺愛シンデレラ~キミとHappyWedding~
親父は上機嫌に踵を返して、先に邸宅に戻っていった。



孫、孫、孫ってうるさいんだよ!!



そんな俺も…スマホの待ち受けは赤ちゃんのエコー写真だったりする。



俺も踵を返して、悪阻で苦しむ純名の元に戻った。



* * *


「大丈夫か?純名」


「辰…真!?」



純名は俺の声に反応して瞳を開けて、上体を起こした。



「気分悪いんだろっ?寝てていいよ」


「大丈夫…」


俺は純名の眠る隣のベットに浅く腰を下ろした。


< 250 / 277 >

この作品をシェア

pagetop