溺愛シンデレラ~キミとHappyWedding~
「キミのおかげで、俺…風邪引いて…年明け早々から寝込んでいた…」


樋口さんは私の顔を見ながら、皮肉げに漏らした。


「す、すいません・・・」
私は素直に謝った。これから、上司になる人だし…デートのドタキャンの件は尾を引かないようにしなきゃ。


「・・・俺が誰の息子か知ってて…そんな酷い仕打ちするの?」


「いえ、あ…」


「ふーん。キミは知らないのか…」


栗原主任の言っていた会社のトップシークレットと関係ある?


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