溺愛シンデレラ~キミとHappyWedding~
私を訊ねて新規の客が来た。


「…純名…いや…ここではイブか」


ずっと、隠し続けていた副業が栗原さんにバレてしまった。


私は覚悟をキメて栗原さんの隣に腰を下ろした。



「…どうして?キミはこんなコトしてるの?」


「それは・・・」


「生活に困っているなら俺に相談しなさい」

栗原さんは私にいや施設にいた子供たち全員にとっては父親のような存在だった。


「…」
私の短大費用は栗原さんが全額援助してくれた。

私は返済しようとお金を渡すけど栗原さんは拒否した。


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