溺愛シンデレラ~キミとHappyWedding~
「純名もオトナだし、キミの私生活まで口は挟まないけど…社内規則は知っているだろ?」


「はい」


元々、『星凛堂』に入社出来たのも栗原さんの縁故。
副業がバレたら、栗原さんの顔に泥を塗るコトになる。


「でも、部屋に帰ってもヒマで・・・」


「キミも24歳だし、結婚したら?」


「結婚!?」


「…」


「いい相手…俺が紹介してあげるよ」


学校に仕事に結婚までお世話になるのは気が引ける。


私は出来立ての水割りをコースターに乗せて、栗原さんの前に出した。


「結婚までお世話になるのは…ちょっと」





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