あなたとのキョリ
「奈那、顔上げて??」


『やだよー。』


「何でー?」


『だって、絶対顔赤いもんっ!』


「ふふっっ。」


和希が強引に私の顔を上げる。

和希と視線がぶつかった。


絶対顔赤いよ、恥ずかしい。


「可愛いよ、奈那が恥ずかしがってるとこ。」


『もーからかわないでよー。』



「からかってなんかないよ。可愛いよ。奈那。」


いつもとは違う真剣な眼差しでいってくる。甘い声で。頭がクラクラする。


「ねー、キスしていい?」


そんな、顔できかれても断れるわけないよ。


『うん。』


和希の顔がだんだん近づいてきて、大人しく目を閉じた。


優しく触れる和希の唇。

チュッと軽く触れるだけのキス。

心が暖まるんだ。


キスの後は恥ずかしくて和希の顔が見れなかった。

全身の熱が顔に集中したように熱い。


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