愛を知る日まで
華奢な身体を抱く度に
壊れそうで躊躇する自分がいるのに
結局彼女が欲しいと云う強烈な欲望に勝てなくて
いつも激しく求めてしまって。
なのに真陽はいつだってそんな俺を受けとめてくれて。
ちんちくりんのクセにたまらなく扇情的で
なのに包み込むようにあったかくて
そしてどんなに乱れても一片も穢れてなくて
ああ、どんなに抱いても抱き足りない。
一生こうして真陽を抱いていたい。
ずっとずっと繋がっていたい。
二人の熱も吐息も溶け合って
一人になってしまえばいいのに。
「…柊…っ…、あ、あぁ…っ、」
「…真陽……っ…」
いつか、きっと、もっと
貴女と溶け合える日が来ますように。
そう願いを籠めてキスを落とした
冬の、始まりの、夜。