愛を知る日まで
……………何言ってるんだ、この女?
高ぶっていた気持ちがすーっと冷めていく。
さっきまでドキドキと高鳴っていた胸が一瞬で不快に染まる。
信じられない。耳を疑った。
今、俺の部屋にまで上がり込んで目の前にいる女が言った台詞が。
「あんた、今日ここに何しに来たんだよ。」
「な、何って…お見舞い、に…」
「ウソだ。」
俺の問い掛けに、女はそれでも逃げようとする。
許せない。もう絶対許さない。
逃がさない。
「あんた、分かってたはずだ。俺が今日なんで 休んだか。」
もう、目を逸らさせない。離さない。
「…俺が…、俺があんたを好きなコトを知ってて 、今日ここまで来たくせに!!」
慈しみの仮面なんて、付けさせない。