愛を知る日まで






朝の白い光の中で抱く真陽は凄く綺麗で。



真っ白な肌が眩しいほど朝の光に映えていた。




まるで触れてはいけない白磁のような身体に、待ち焦がれていた熱い熱いキスを落とす。


嬉しい。嬉しい。


触れたかった。抱きたかった。


この温もり、この感触、この匂い。


真陽、凄く好き。



貪るように口付けをし、柔らかくて華奢な身体を一生懸命撫ぜる。


夢中で愛撫しながら自分の服を脱ぎ捨てていくうちに最後の一枚になって、ちょっと躊躇した。


真陽をとっくに一糸纏わぬ姿にしておきながら、自分だけ躊躇うのはズルい気もするけど、でも。


「…照れる。」


さすがに何もかも丸見えなのは俺だって恥ずかしい。



けど、真陽はそんな俺の頭を抱き寄せて…まるで催促するように唇を重ね舌を絡ませてきた。


早くおいで。


閉じなかった瞳がそう言ってる気がした。



普段の、誠実を絵に描いたような真陽からは決して想像も出来ない姿。


情熱をぶつけた時にだけ見せる、彼女の『魔性』の部分。


背中がゾクゾクと粟立つのを感じながら我慢出来ないほど昂った自身を彼女に激しくうずめた。



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