初恋
そう、アイツは忘れてんだ。私がかれるくらいに出した涙も 声も ぜんぶ。だ

から...私も...。

「かな...。無理しちゃダメだよ?ちゃんと言ってね?」

「うん。」

私がうなずくとちさは何か思い出したように表情を変えた。そして言った。

「でも!!その優って人!!うちの学校の制服着てたよ!?」

ちさの言葉に頭を殴られた気分になった。



そして、女の子の叫ぶ声に振り向くとそこには

 
___大キライなアイツがいた。
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