ビター アンド スノウ



「…バカ。」



シュンちゃんの髪にだって、雪がいっぱい付いてるじゃん。


自分のことなど一切気にせずに私の髪の雪を取ってくれるシュンちゃんに、私は呆れつつも嬉しくなる。



「…取れた!」



ーーこの時の私は、シュンちゃんに愛されてると、胸張って言い切ることができたの。



例えば、シュンちゃんが笑えば、シュンちゃんの目尻で愛されてることを確認できて。

例えば、シュンちゃんが私を抱きしめれば、その力強さで愛の強さを確かめることができた。



私たちは、“私たち”であり、

私1人じゃ、シュンちゃん1人じゃ成り立たないものだと思っていたし、


シュンちゃんが私を愛してくれたように、私もシュンちゃんを愛していた。





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