*双子ちゃん*
「え??だって、あの高校はお父さんの母校ですもの。」
「え…えー!?」
まじかよ…
あ、だから母さん、あんなに俺が嫌がってたのにあの高校の推薦が決まったとき進めてたのか…
「あれ??言ってなかったかしら。」
「初耳だよ、母さん。」
「そうなの??あれー??マオを説得するとき言ったはずなんだけどな…。」
やっぱりか…
「あのさ、母さん。俺にあの学校を進めたのってやっぱり…」
「そうよ。お父さんの母校だからよ。」
ですよね…
俺は、引きつる笑顔を抑えられなかった。
「それに、美桜にこの高校進めたのも同じ理由なの。」
「え??」
そういえば、俺もちょっと不思議に思ってた。