そんなあなたは先生でした…(上)

教室に行くと礼が見当たらなかった。

俺の耳に聞こえたその話が
身を凍らせた。


「なぁ、城之内のやつ黒澤さんと今頃…。ヤってんのかな?」

「は、お前きもっ」

「だって遅くね?
もしかしてお持ち帰りとか?」

「てか、保健室とかヤバくね?
保健の先生もタイミングよく出張だし」


男子達がニヤニヤしながら言っていた。


嘘だろ。


俺は廊下を全力疾走した。


なんで気づかなかったんだよ、俺!!

職員室の隣じゃんか!


お願いだ、

お願いだから間に合ってくれ…







< 377 / 529 >

この作品をシェア

pagetop