そんなあなたは先生でした…(上)
教室に行くと礼が見当たらなかった。
俺の耳に聞こえたその話が
身を凍らせた。
「なぁ、城之内のやつ黒澤さんと今頃…。ヤってんのかな?」
「は、お前きもっ」
「だって遅くね?
もしかしてお持ち帰りとか?」
「てか、保健室とかヤバくね?
保健の先生もタイミングよく出張だし」
男子達がニヤニヤしながら言っていた。
嘘だろ。
俺は廊下を全力疾走した。
なんで気づかなかったんだよ、俺!!
職員室の隣じゃんか!
お願いだ、
お願いだから間に合ってくれ…