ロマンチックランデブー
次の日
会社に出社して普通に業務をこなしていたら
「玲奈ちゃん」
「はい。社長おでかけですか?」
「いつものとこ、行ってくるわね。そうだ、昨日お疲れだったわね。持田社長が褒めてたわよ」
「え?」
昨日といえば
持田社長といえば
「秘書として楽しめた?」
「まぁ」
「あぁいう場も社会勉強ですものね。私はあまり行かないけれど、いい機会もらえてよかったわね」
「社長すみません、お伝えしずに出かけてしまい」
「知ってたわよ。事前に持田社長から連絡もらってたから」
「え」
「急に秘書さんが熱で倒れられたんですって?玲奈ちゃんの友達は本当にあなたを信頼しているのね、わざわざ違う会社の秘書を推薦するなんて。誇らしいわ」
「嬉しいかぎりです」
「じゃぁ出てくるから何かあったら携帯に連絡くださいね」
「はい」
「どういうことになってるの?」
とりあえず疑問。
遥が熱で倒れた!?
ぴんぴんしてたよね
私を推薦した?
ていうか遥が私を推薦!?
じゃぁ昨日告白されたのはやっぱりからかわれてただけ?
「…」
遥にはお昼に電話しますというメールを送っておいた。