手を繋ごう

お母さん……死んじゃ嫌だよ。





今日の夜が峠だそうだ





今の状態でお母さんまでも死んだら私はどうなってしまうのだろう………。


「んー?……亜華李?」

とっさに電話をかけたのは棗だった。

「…………」

「どうしただ?亜華李?」
「…棗……。お母さんが………」

「…!!!亜華李大丈夫か?今何処におる!?」

「○□△総合病院……」

「わかった!すぐ行く。大丈夫だからな!待っとけよ!!!」

そこで電話は切れた。
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