手を繋ごう
「お…姉ちゃん………。ママがあぁー……ママがあぁー!!!死んじゃー………ママあぁーママあぁー…」
沙知は狂ったように泣きはじめた。

それは私の心をうつし出した鏡のようで………。

沙知が私の分まで泣いてくれたおかげで私は泣く事を我慢する事が出来た。

棗が来るまで……棗が来るまで………私は我慢をしよう。

私は沙知を抱きしめ続けた。






必死に涙を我慢しながら…
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