どうして私を選んだの?【完】


―――…




「ふ〜ん、じゃあ、涼太への返事は、保留にしてもらったってわけか…」





奈々ちゃんが、メロンパンにパクつきながら納得したように頷く。






今は、昼休み。




そして、私と奈々ちゃん、亜衣子ちゃんは、屋上で昨日の出来事について語り合っていた。







「うん…涼太の気持ちはすっごく嬉しかった…涼太と付き合ったらきっと、幸せになれるんだろうな…って思う…けど…」





そこまで呟くと、私は俯く。






「…北川遥斗のことね、ねぇ、優芽、でも、そのことは、優芽がフッたことで決着がついたんじゃないの??」





亜衣子ちゃんのその問いに私は、フルフルと首を振った。








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