隣のマネージャーさん。
「だから周りから期待されたり、応援されるレジを見て思ったんだ。確かに期待されたり、応援されたりするのは嬉しいことだと思う。でも…その分のプレッシャーはすごく重たいと思う。だから…無理はするなよな。」
真剣な顔で言った叶多に、つい笑ってしまった。
「な、何で笑うんだよー‼︎人が心配してやってんのに、恥ずかしいだろ!!」
あー、もう!!と言って顔を赤くした叶多はムスッとして俺を見た。
「悪い、叶多がそんな真剣に心配してくれてたとは思わなかったからさ。確かに、先輩や監督とか颯汰達からの期待とかは嬉しいけど、その分大きくて重いプレッシャーになってるのは本当。だけどさ、それでも支えてくれたり、信じてくれる仲間がいるから頑張れるんだ。」
「レジ…」
「叶多のお兄さんだって、そうだったんだと思う。だから、空回りするくらい頑張って、まぁ…結果怪我に繋がったわけだけど。お兄さん、悔しそうな顔してたか?後悔してた?」
そう聞くと、叶多は首を横に振った。
そして、俺の目を見て言った。
「『空回ったけど、バスケ続けて良かった。』って言って、病院のベットの上で笑ってたよ。後悔もしてないって、言ってた……」
「もしそうなったとしても、俺もそう言うと思う。お前等とバスケするのめちゃくちゃ楽しいし、期待以上の力を出してやろうって思うから。」
笑って叶多に言うと、溜め息をつきながら苦笑した。
「心配して損した。」
「だろーな。でも、心配してくれてありがとな。」
「うわー…レジが言うと、マンガに1人は出てくるイケメンの台詞みたいだな。」
「………おい。」
あははと明るく笑って、叶多は立ち上がった。