はじめてを、おしえて。
「なにこれぇ」
女子達が、手を伸ばします。
「触らないで!」
ボクは必死で、下書きをかき集めようとします。
しかし、一人の体格の大きな女子に押さえられ、身動きを封じられてしまいました。
他の女子達が、下書きを拾います。
「うっわ……」
「キモっ!」
女子達は、ボクの書いたホモ漫画を見て、口々に罵倒します。
「返して!」
「うるせーよ、オタク」
「アンタ、毎日こんな事考えてんの?
マジキモいんだけど」
「マジでキモい。この世からいなくなってよ、オタク!」