俺様ヤンキーくんとのキスから始まる恋


 マッキーの瞳に吸い込まれそうになる。

 その瞳にドキドキして、余計にシナリオが浮かばない。

「どうしても口を割らないってなら…」

 瞬間、視界が揺れた。

 背中に固い感触。目に映るのは壁でもテーブルでもなく、マッキー。と天井。

 どうなってるの??とプチパニックで、押し倒されたんだと気付くのに十秒ほどかかった。

「どうしても言わないつもりなら、襲うぞ」

 マッキーが低い声で囁いた。

 別に、怖くなんてなかった。

 マッキーの顔に、ただ見惚れてた。

「言わねぇの?」

 マッキーが念を押すかのように聞いてくる。

 私は何も言わなかった。

 直後、マッキーが動いた。首筋に、マッキーの唇が落とされてゾワッとした。

「ちょっ…マッキー?」

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