俺様ヤンキーくんとのキスから始まる恋



 俺が聞くと、美香さんはマジメな顔して言った。

「だってあなた、彼女なしでしょ?」

 俺のイメージはそんな感じなのか…。

 俯いてしまう。

「あら、もしかして…いるの?」

 俺は曖昧に微笑んで、はぐらかした。

 それから椅子に座る。

「美香さん、部屋出てもらっていいですか?」

 そっと言うと、彼女は悪戯っぽく笑い。

「相手が美人だからって、変なことしないようにね」

 だから、俺の中では美紀だけが美人なんだってば。取引先の相手とか眼中にないんですけど!?

 なんて言えず。言えるわけもなく。

「あの…食事、行きませんか?おなかすいちゃって」

 彼女が言った。

< 254 / 288 >

この作品をシェア

pagetop